割れたLEDバックライト液晶の再利用

割れた LED バックライト(LED駆動回路付きタイプ) 液晶パネル

LEDバックライト液晶は近年の新製品で、LEDの寿命も長いため、中古といってもまだ3万時間以上の寿命を残っています。明るさは新品とかわりません。割れた液晶部分を剥がれば、導光板付の立派な LED ライトになります。<br />内部構造として、導光板の端の部分にLEDは一列に並んでいます。数個をシリアルに繋いで、一組になります。全部4または6組は普通です。すなわち、一般にLEDは十数または数十個あります。この部分はもともと完成したため、作業する必要がありません。電源を与えば点灯します。

まず、LEDとその駆動回路の勉強用として使えます。そして、
普通のライトまたはバックライトとして使用できます。
バックライトとして:
薄いため、フィルムとセットで、普通のスキャナーなの上に置けば、フィルムスキャナーに変身;コンパクトフィルム読取器; 看板; 故障した蛍光管またはELバックライトの修理あるいはLED化改造;などなど。

照明として;
水槽照明、植物栽培、読書ライト、スタンドライト、夏季の照明(熱ほとんど出ないし、薄暗で涼しく感じます。紫外線も出ないため、虫も集まらないです。消費電力も2,3Wの薄暗LEDライトで食事や生活照明にちょうといいです。)、など用途は考える次第です。

特に(中古ノートなどの)バッテリとセットで、停電時のライトとしても使えます。

写真のように、液晶基板にLEDドライバーすでにある場合、5Vまたは6V ~ 21V任意電圧などに対応します。調光もできます。

液晶基板にLEDドライバーがない場合、28V など所定電圧を与えるか、LEDドライバーを付けると点灯できます。楽しい電子工作になります。高圧のインバーターがないため、安全です。

ほとんどの液晶データシートはネットで見つかりますので、各入力信号がわかります。

必要な入力信号は

電源(VBL, VLEDなど表記)、
ON/OFF(BL_EN, BL_ONなど表記)、
輝度調整(PWMなど表記。場合によって、開放可)
印刷していますので、GNDとセットで簡単に点灯することができます。

例えば、一番広く使われている金色40ピンコネクターの場合、
31 ~ 33 ピン  LED GND
35 ピン PWM 調光 0~ 3.3V 
36 ピン ON/OFF 3.3V ON
38 ~ 40 ピン LED 電源 6 ~ 21V (一部7~20V。 10.1小サイズは5Vもある。12V入れたらダメージを与える)

また、台湾メーカー CPT の液晶 CLAA102NA1BCN 10.2インチ液晶の場合、下の写真のようにLEDドライバー電源とON/OFF制御ピンに5V電圧与えば、点灯します。拡大写真は次です。
台湾メーカー AUO の B089AW01, B089SW01 8.9インチ液晶もほぼ同じ要領で点灯できます。
シャープの LQ106K1LA02, 03, 05 とほとんどの東芝LEDバックライト液晶は基板上、ドライバー電源回路がないため、市販のドライバー電源(弊社も1,980円で販売中)でLEDのアノードとカソードに直接繋げば、簡単に点灯できます。

弊社の通販サイトあるいは秋葉原の店舗に「各サイズ割れた LEDバックライト液晶パネル」を販売していますので、ぜひご利用ください。

http://www.nextro.com/shop/catalog/product_info.php?products_id=2389

今日(2013年10月31日)、高校生のような若い女の子二人はこの割れた液晶を求めにやっていました。学校での工作宿題のためらしいです。

 

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