PowerBank IP023 USB モバイル・バッテリー・リフレッシュ

イギリスの1ポンド(約147円)店で、1200mAhのUSB モバイルバッテリー PowerBank IP023 Poundland Ltd. WV13 2QT 社製 を買った。容量少々小さいが、かなり安くて、買得と思った。
しかし、実際に使ったら、1分間も経たずに使えなくなる。やはり、安かろう悪かろうだな。
形から、中に標準18650リチウムイオン電池1セルが入っていると推測できる。おそらく、バッテリーセルがだめで、ノートパソコンのバッテリーからバラした良品セルと交換すれば、リフレッシュできると考えた。

実際に開けてみると、やっぱりそうだった。
中のセルをテストすると、実際に330mAh の容量しかない(3個目買ったものは1,000mAh弱ある)。かなり軽いため、中身がないように見える。
アップルのPowerBook G4 バッテリ―から取ったセル Panasonic CGR18650A に交換したら、ちゃんと使えるようになった。
このセルは標準2000mAh。中古でもほぼ同じぐらいの容量がある。iPhone の内蔵バッテリー(1790mAh)よりもやや容量大きい。
http://home.roboticlab.eu/_media/et/projects/tudengid11/panasonic_liion_cgr18650a.pdf

中のICチップはモバイルバッテリー専用のMP3401Aです。ほぼ同じ基板とケースのセットで、バッテリーセルなしでも400円(税別)で売られているので、147円で部品、USBケーブル、ストラップとケース揃っているから、電子工作用としてはまだ安いと納得した。基板の型番は CHD-XS V6.7 です。
時間あれば、Cheero Plus 3 からばらした Panasonic の NCR18650B 3400 mAh セルを入れてみたい。
セルを交換するときに気を付けなければならないのは基板側の線を半田付ける時に、バッテリー側の線を外して、基板に電圧を与えない方がいい。原因不明で、どこかショットして、白い煙が上げて、ヒューズ断線する経験2回ある。その際に、割れた液晶パネルなどからチップヒューズを外して修理した。値段的に修理するほどの価値がないが、やはり捨てたらもったいない。また、修理できた時の悦びも何より。

繰り返しテストしたら、もう一つのことがわかった。つまり、セールの容量通り出力しません。なぜなら、セールの標準電圧は3.7Vで、出力は5Vのため、理論的には 2000 mAh のセールなら、出力は 3.7V / 5V x 2000 = 1480 mAh になります。変換効率考えるともっと少なくなります。したがって、iPhone 一回充電できる容量 1800 mAhにするために、3400 mAh のセールが必要。

町には10800 mAh のセールも売っているようだが、簡単に信じない方がいいでしょう。

 

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